今回は、2色印刷原稿の作り方についてお話したいと思います。
「2色印刷してみたいけど、原稿の作り方がわからない」
「何度かトライしたけどいつも失敗しちゃう」
という方必見です。
2色印刷の原稿は、原稿用紙を2枚使用して作ります。
仮に赤インクと青インクで2色印刷するとします。
赤インクの部分のみの原稿と、青インクのみの部分の原稿が別々で必要になります。
そして重要なものが「色合わせ用のトンボ」です。
原稿を描く前に色合わせ用のトンボを原稿に引いてから、主線となる方の原稿を作成し、色合わせ用のトンボを基準にしてもう1枚の原稿を作成するとうまくあわせる事が出来ます。
失敗しにくい2色印刷の原稿を作成するコツは、「多少ずれても問題ない」という原稿を作る事です。
目の中や服の襟や靴の模様、人物が持っている細いものの中など細かい部分の合せがある場合は、ぴったり合えばよいのですが、ちょっとでもずれるとはみ出してしまい、とても汚い2色印刷に見えてしまいます。
絶対に失敗しない原稿とは、1色目と2色目がそれぞれ独立している原稿です。
1色目だけで見ても内容がわかる、2色目だけで見ても内容がわかるというものです。
たとえば、1色目は人物とまわりの模様トーンのみ、2色目は罫線と模様トーンの上の飾り枠のみといった具合です。
ぴったり合わせる原稿を作る自信はないけど、2色印刷をやってみたいという方は、ぜひ「絶対に失敗しない」原稿で挑んでみてはいかがですか?
もちろんトンボでぴったり合う2色印刷もお待ちしております。